いい感じに曇り空だった週末、サン=ルイ島にある有名アイスクリーム店のベルティヨンに出かけました。あまりに暑すぎる日は喉が渇いてかえってアイスは食べたくないので、ほどよい曇りがポイントなわけです。
防腐剤や人工甘味料、食品添加物を使わずに作られたアイスクリームが評判となり、今ではサン=ルイ島の至る所で販売されているベルティヨン、卸元はひとつなのでどのスタンドで食べても同じ味のはずなのに、やっぱり本店には長蛇の列ができています。座って食べられるサロン・ド・テ・も隣に併設されていて、今回のお目当てはこちら。
本店でスペシャルパフェを食べる!ということに意気込んで来たのですが、結局好みのフレーバー二種にホイップクリームを添えたものにしてもらいました。驚くほどででーんと鎮座する、盛り盛りのクリーム。どうやらインスタントではなくて厨房で泡立てたものを使っているらしく、美味しかったです。それにしても・・・せっかく本店まで来たというのに、なぜか肝心のアイスは他のテイクアウェイ店舗よりも選べるフレーバーが少ないという残念感。テーブルで落ち着いて食べられるという点を除けば、アイスクリームを舐めながら島をお散歩するほうが楽しいな〜と思ってしまいました。
ちなみにこの日は夏至で、毎年恒例のFête de la musique(音楽祭)が行われていました。パリ中心街のあちらこちらで音楽がかかり、こんな民族舞踊も。
この音楽祭はヨーロッパ全体で行われているようで、私がジュネーブに住んでいた時も同じ日に開催されていました。ジュネーブはパリよりもずっとずっと町の規模が小さいので、まさに通りのそこらじゅうで音楽がかかっているという感じで、見て回るにも便利だったし町をあげてのお祭りというムードが楽しかったなあ。小さな町にもそれゆえの良さがあるんだなと再確認しました。