夏のパリといえば、一気に増加する観光客に反比例するように地元民たちはヴァカンスへ行ってしまい、お気に入りのレストランやチーズ屋さん、パン屋も肉屋も休暇を取ってお店のシャッターを下ろしているので、食べるにはとてもつまらない時期です。
必然的に、どこかで食事をするとなれば中華やヴェトナムなどの夏休み関係ナシなアジア料理店となるわけですが、数あるエスニックレストランの中でも、この先きっと一生訪れることもないであろうアフガニスタンのお店を発見。お散歩中にたまたま目に入って、妙に可愛い外装と、アフガニスタンでは何を食べているのか?という好奇心に突き動かされて入ってみました。
中はとっても異国情緒溢れる感じ。すでに気分はアフガンです。
前菜・メイン・デザートで9.5ユーロというパリでは考えられない安さのランチメニュー。まずは前菜にレタスの千切りをヨーグルトソースで合えたもの。さっぱりした口当たりです。
メインにはほうれん草カレーを。見た目に真っ黒で一瞬エッと思うものの、味はマイルドで美味しいです。インドカレーと違ってお米にも塩味が付いているのがポイント?
デザートは杏仁豆腐のようなもの。柔らかくてほんのり甘く、密かに入れられたカルダモンの風味が中東を思わせます。
初めて食べたアフガン料理は全体的に薄味で、良く言えば優しい味わい、悪く言えばメリハリのない味付けといった感じでしょうか。全く辛さがなくてスパイシーさも控えめだったのが意外でした。私はもともと塩気の強い料理は好きでないのと、ソースごってりの肉料理に飽きつつあったところだったので美味しく頂きました。フランス料理に疲れた日本人に隠れたオススメかも。
♡クリックして頂けたら嬉しいです♡