夏の風物詩、ジュネーブ祭り。レマン湖沿いに移動遊園地と各国料理の屋台がずらりと並び、いつもは人も少なくて静かなジュネーブの町がここぞとばかりに盛り上がる季節。
移動遊園地はトラックに乗ってやって来る組み立て式とはいいながらも、なかなか迫力あるアトラクションが揃っています。これは地上50メートルくらいはあろうかという高さに持ち上げられて、ぐるぐる回る恐怖の乗り物。夫は面白いと言って乗っていますが、私は一度もチャレンジしたことがありません・・・。
スペイン、ポルトガル、ブラジル、インド、タイ・・・と数あるエスニック料理屋台から、これはレアかも!と思って選んだアフガニスタン料理。スペシャリテと勧められたものはケバブのような串焼き肉とサラダの盛り合わせでした。すごく珍しいという感動はなかったけれど、炭焼きのひき肉はジューシーで美味しかったです。
お祭りのメインイベントもいえる花火大会は、地元住民と観光客で毎年ものすごい人の量。最初聞いた時には「でも花火の凄さは日本に敵わないはず」と思っていた私も、一度見てすっかり心を奪われました。意外に大迫力で楽しめます。
歩道目の前の湖から打ち上げるので爆発の振動がお腹に響くくらいの臨場感と、日本的なワビサビを気にしないためかひたすら派手に攻める感じがよいのです。特にフィナーレの演目は職人さんが間違えて一斉点火してしまったのではないかと思うほど大量の花火が咲き乱れ、軍隊の襲撃かこの世の終わりかと思うほど。終了後は火薬の煙で沿道に朝靄がかかったようになっています・・・。
毎年この花火が終わる頃になると暑かった夏が嘘のように突然秋の風が吹いて、ちょっと切ない気持ちになるのがジュネーブ生活の季節感です。
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