ジュネーブの表参道ことマルシェ通りにある高級シャルキュトリー(肉加工品専門店)が大のお気に入りで、ヨーロッパ中の贅沢な食品が集められた店内に入るといつもウットリ。宝石のようにつやつや輝くお肉のショーケースの後ろには、ベテランのおじさま店員たちが控えています。
スイスはヨーロッパの中でも随一の豊かな国で、庶民のレベルでも隣国フランスと比べればずっとお金持ちであるはずのなのに、みんなブランド物や着る物には無頓着、パリを颯爽と歩いているようなお洒落マダムをあまり見かけません。
それでもこのお店に来ると、白髪の頭を綺麗にセットし、仕立ての良いジャケットをピシッと着こなした初老のマダムが威厳ある面持ちでオーダーを出し、店員さんが執事のようにうやうやしく仕えている姿が見られます。なんだかパリのエスプリを感じる・・・そのへんも、このお店に憧れる理由。
とはいえ我が家はここで日常的にお買い物というわけにもいかないので、たま〜にお菓子を買いに来たり、週末に覗いてはひやかしたり。今日はクリスマスに備えて奮発し、鴨を丸ごと買いました!
鴨、アフター。
見た目には鶏とあまり変わりませんが、こっくりした脂と味わいはやはり鴨。
おなかにはブランデーでマリネしたネギを詰めました。
そしてまたまた生牡蠣と、炙り帆立のカルパッチョ。
今年は夫と二人でひっそりクリスマスだったのに、なぜかご馳走を作ってしまい・・・
このあとケーキも食べたので、すっかり食い倒れとなりました。
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