うちには車がないのでいつも旅行は電車で行かれるとこ限定になってしまうのですが、今回なんと「パックの間はプロヴァンスの実家に帰ってるから案内してあげるよ」と言ってくれたありがたきフランス人友達のお陰で、憧れのリュベロン地方に行ってきました!
しかし連れて行っていただく身分で言えることでもないけど、フランス人が案内すると言うと必ず観光客のミーハーな意見は取り入れられず、地元の良さをひたすら力説されるツアーになる傾向が・・・。こんなとこ行ってもしょうがないのになぁと思いつつも相手に合わせてしまう日本人とは根本的な民族の違いを感じる瞬間・笑
今回も私が希望した乙女チック観光地・ボニューやルールマランはつまらないからと却下され、まずは強制的に彼のお気に入り・ラコストにやって来ました。
18世紀にサド伯爵が領主だったことや、その後デザイナーのピエール・カルダンがお城を買い取ったことで有名な村。人口400人と書かれていたけど私達が散策した時にはほとんどすれ違う人もいなくて、静けさが石畳に染み込むような神秘的な場所です。
とにかくここは石!石!石!
たまに石造りの家の扉の上に年号が刻まれていて、何百年も前に作られたことが分かります。これといった見所があるわけじゃないけれど、中世の雰囲気に浸れる素敵な村でした。