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  • 2016.08.04 Thursday
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ストックホルムに行ってきます。

折りしも涼しさが戻ってきたジュネーブからさらに北へ向かうように、これから数日間、北欧はストックホルムに行ってきます。日本でも大ブームが起きている北欧インテリアですが、個人的にはシンプル&モダンというものにあまり興味が無くて今までスルーだったものの、やっぱり独創的なデザインの食器や雑貨は可愛いなあということで旅に出てみることにしました。

なんとなく北欧モノって、デザイナーや歴史に詳しくて「分かってる」的なツウの人のものというイメージが強くて、ミーハー心で買うのが恥ずかしいような気にさせるので・・・にわか勉強のつもりで「サンクの本」をお取り寄せ。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

その名も「CINQ(サンク)」という北欧雑貨のセレクトショップを経営している保里享子さんが厳選したアイテムをカタログ風に並べてあって、カゴや陶器、カトラリーなど幅広いラインナップで写真が載っているので見ていて楽しい。北欧のテイストはこんな風なのか〜と雰囲気を掴むのに役立ちます。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

私の中の北欧イメージはマリメッコに代表されるようなハデハデ柄の雑貨だったけれど、こうして見てみると地方の手工芸品なんかには絶妙のワビサビがあって、なんだか日本の伝統工業を思わせるような物静かな存在感が感じ取れます。こういう物をちょっとずつ揃えていって、大事に大事に使う生活なんていいなあ。

ともあれ、素敵な出会いがあることを期待しつつ今日から行って参ります。

リヨンなごちそう

Daniel et Deniseでランチをした後は、旧市街の手芸屋さんや雑貨屋を覗いてぶらぶらとお散歩。ですが一番のお目当ては最後に向かったLes Halles de Lyonことボキューズ市場。その食材の豊富さに前回も目移りしまくりだったわけですが、今日目指すものはもう決まっています。

リヨンが誇るブランド鶏、「ブレス鶏」。フランス中の名だたるレストランで使用されている鶏で、AOC法という法律の下に厳しい管理がされており、蝶よ花よと育てられた由緒正しい鳥さんなのです。胸に燦然と輝くBRESSEのシールと、ブランドタグよろしく同封された番号入りの足輪がやんごとなきお育ちを感じさせます。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

ちなみに↑のリンク先写真にあるように、ケース内に売られている時はふわふわの頭と足が付いている状態で、もちろん自分で捌く勇気は全くなかったので肉屋のおじちゃんに下処理をしてもらいました。おじちゃんは慣れた手つきで穴を開けて内臓を取り出し、いらない脂肪などを取った後は心臓やレバーをくれたので、これはありがたく串に刺して焼き鳥に致しました。

そしてこちらも、ポール・ボキューズはじめリヨンの高級レストランにパンを卸しているというMOFパン職人のお店、Boulanger POZZOLI。ビオにこだわったたくさんの種類のパンがある中、普段はあまり買わない雑穀入りバゲットを選んでみました。お供のチーズはサン・マルスラン。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々


ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

もう一度鶏を綺麗に洗って、お腹にじゃがいもとマッシュルームをにんにく・ローズマリーで味付けしたものを詰め、焼いて待つこと1時間45分。こんがり美味しいローストチキンが出来上がりました。初めて食べたブレス鶏は皮がしっかりしていて味わい深く、脂身はちょっとクセがあって臭く、肉はコクがある感じ。さすがにスーパーの庶民鳥とは違う!と見せつけてくれました。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

たまにはとスイスの白ワインを空けて、過ぎ行くお誕生日会の夏・・・かつてはプレゼントにブランドもののバッグや宝石類をねだったこともあったはずなのに、気づけばどうしてこうなった。だんだんやってる事が実家の母に似てきているような気がして、戦慄を覚えるXX回目の誕生日。

Daniel et Denise

何を隠そう私は8月生まれで、昔から誕生日の日は学校も休みだったし毎日暑くてイマイチ損な感じもする夏生まれですが、こんなに暑いと文句を言っていても夏バテで食欲減退ということにはならないから不思議なものです・・・。今年の誕生日には是非にと行きたかったリヨンのレストラン「Daniel et Denise」へ連れて行ってもらいました。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

前回リヨンに来た時はミシュラン星つきレストランへ行ったので、今回はリヨンの大衆食堂ことbouchon(ブション)の中でもMOFの称号を持つシェフによる本格派のお店を選択。とはいえスイスより長いと言われるフランスの夏休みが開けやらぬ店内はまだガランとしていて、シェフも常連客とお喋りしていたり至って呑気なムードです。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

ごちゃごちゃの手書きメニューを解読するのが面倒臭くなって、おすすめのアントレをお願いしますと頼んだら出てきたインゲン豆とトマトのサラダ。最初勧められた時にはただのブツ切り野菜サラダを想像して、こんなものがおすすめなの?と訝しがったのも束の間、出されたのは丁寧にそぎ切りされたインゲンとちょっとドライなトマトをドレッシングで和え、生ハムが添えられたとても美味しい一品でした。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

そしてメインは、これが食べたかった憧れのクネル。肉や魚のすり身を茹でて作る西洋版つみれで、もちろんリヨンの名物です。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

味わいはつみれよりもずっとふわふわで軽く、クネル自体にはそんなに味がなくてソースがとにかく濃い!ブイヤベース的な魚介のソースはこれでもかというほどの濃さで、フランス料理が日本に入ってきたばかりの頃のレシピというか、東京會舘なんかの昔ながらフレンチを思わせる塩と重さでした。

夫はごく普通に牛ステーキを頼み、ごく普通に美味しいと食し。付け合せのポテトのグリルとグラタンが美味しくて、でもやはり凄いボリュームでした。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

一皿の量はそんなに多くなかったはずなのに、かなりお腹いっぱいになってデザートはパス。サービス係のお兄さんがとても感じのいい人だったので、観光スポットの情報を聞いたりしながらカフェを飲みつつダラダラと過ごしました。シェフも帰りぎわ気さくに話しかけてくれるような気取らない雰囲気で、まさに町の愛される食堂といったブションなのだと思います。



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