Daniel et Deniseでランチをした後は、旧市街の手芸屋さんや雑貨屋を覗いてぶらぶらとお散歩。ですが一番のお目当ては最後に向かった
Les Halles de Lyonことボキューズ市場。その食材の豊富さに前回も目移りしまくりだったわけですが、今日目指すものはもう決まっています。
リヨンが誇るブランド鶏、「ブレス鶏」。フランス中の名だたるレストランで使用されている鶏で、AOC法という法律の下に厳しい管理がされており、蝶よ花よと育てられた由緒正しい鳥さんなのです。胸に燦然と輝くBRESSEのシールと、ブランドタグよろしく同封された番号入りの足輪がやんごとなきお育ちを感じさせます。
ちなみに↑のリンク先写真にあるように、ケース内に売られている時はふわふわの頭と足が付いている状態で、もちろん自分で捌く勇気は全くなかったので肉屋のおじちゃんに下処理をしてもらいました。おじちゃんは慣れた手つきで穴を開けて内臓を取り出し、いらない脂肪などを取った後は心臓やレバーをくれたので、これはありがたく串に刺して焼き鳥に致しました。
そしてこちらも、ポール・ボキューズはじめリヨンの高級レストランにパンを卸しているというMOFパン職人のお店、Boulanger POZZOLI。ビオにこだわったたくさんの種類のパンがある中、普段はあまり買わない雑穀入りバゲットを選んでみました。お供のチーズはサン・マルスラン。
もう一度鶏を綺麗に洗って、お腹にじゃがいもとマッシュルームをにんにく・ローズマリーで味付けしたものを詰め、焼いて待つこと1時間45分。こんがり美味しいローストチキンが出来上がりました。初めて食べたブレス鶏は皮がしっかりしていて味わい深く、脂身はちょっとクセがあって臭く、肉はコクがある感じ。さすがにスーパーの庶民鳥とは違う!と見せつけてくれました。
たまにはとスイスの白ワインを空けて、過ぎ行くお誕生日会の夏・・・かつてはプレゼントにブランドもののバッグや宝石類をねだったこともあったはずなのに、気づけばどうしてこうなった。だんだんやってる事が実家の母に似てきているような気がして、戦慄を覚えるXX回目の誕生日。