ブダペスト〜ウィーンときて最終地点はロンドン。今を去ること遥か昔に留学していた土地でありながら、ジュネーブに住んで以来訪れるのは初めてです。こんなに長い時間が経ったのに見える風景は昔のまま・・・でもお店がすっかり変わっていたりするのはさすが大都会。同じ都会でもパリとはまた雰囲気が違って、ロンドンの方が東京に近い感じがします。
さてロンドン滞在の目的は日本満喫!日本人が多い土地柄、ジュネーブとは比べ物にならないくらい充実した和食レストラン&食料品店がお目当てです。まずは評判のいいらしい韓国料理屋さんで日本人向け焼肉コースを注文。
18ポンドのコースなのに、前菜のナムル、味噌汁、焼肉&サンチュ、キムチ、チヂミ、ビビンパ、ビーフン、デザートのスイカとこれでもかっ!というくらいの豪華さ。しかも美味しい。私がロンドンに居た時は1ポンド180円くらいだったのでコーヒーを1杯飲むのも躊躇したものですが、ポンド安に加えてジュネーブの恐ろしい物価高を知ってしまった今、何を見ても安い安いと連発してしまいます。
これぞ待ち望んだ焼肉・・・!お店の人が有無を言わさず焼いてしまうのと、白いごはんが付かないところが韓国っぽい点でしょうか。でもこの柔らかくて味わいのあるお肉の前では、そんなことすらどうでもよし。
店内は綺麗だし、20ポンド以下でこれだけ味わえるとはかなりおすすめのレストラン。
58-59 Great Marlborough Streetにあります。昔は「Ran」という名前でしたが、今はSEENだったかSEANだかに変わった様子。
満腹になって中華街をウロウロしていると、外れの方に「日本式クレープ」のお店を見つけました。もちろんクレープといえばフランスが本場なわけですが、この原宿モチモチクレープを見るのなんて1年ぶり。あまりの懐かしさとロンドンにあるんだ!的な喜びで、お腹いっぱいなのについつい買い食い。
その後に寄ったジャパンセンターという食料品店も知っていたものからかなりパワーアップしていて、デパ地下並みの綺麗さと日本食の品揃えにビックリ。これならロンドンで暮らすといってもほぼ日本にいるのと変わらない生活ができそう・・・さすが都会は違いますね。
ちなみにロンドンが東京っぽいと感じるのは、きっと2つとも便利を追求している都市だからかなと思います。広いお店の中にエスカレーターがあったり、小腹が空いたら気軽に入れるファストフード店があったり。未だ地下鉄が階段ばかりで、車椅子だったらどうやって登るの?と思わせるパリとの大きな違い・・・。
ところでウィーンでも和食を食べようと「天満屋」さんへ行きました。ウィーンの日本食ってどうなの?とちょっと訝ってみたものの、なんとびっくり本格的な和の心。お店の造りも店員さんも非常に日本的で、正真正銘の美味しい和食でした。意外な所で頑張っているんですねえ・・・。