旅行のもうひとつのお目当ては、モロッコ式サウナことハマム。初心者なので安心できる所にしようと、5つ星ホテルJardins de la koutoubia 内にあるクラランスのスパに行きました。
ヨーロッパの豪華5つ星ホテルに比べてこじんまりとした造りのホテル。中央のプールではお金持ちバカンス客たちが優雅に泳いでいて外の喧騒が嘘のような静けさです。
さすがにスパの写真は撮れなかったので、HPから拝借。入り口の奥にはプールとソファ、暗く赤い光に照らされて妖しく水面がきらめいています。さらにその奥にあるハマム専用の部屋に通されました。
岩盤浴の要領で暖められた石のベッドに横たわり、待つこと数分。一度汗を流してからハマム専用の黒い石鹸を体中に塗りたくってまた数分。今度は垢すり手袋をはめた係りのお姉さんがゴーシゴーシと体を擦ってくれます。これがまた自分でもビックリするほどのボロボロっぷり。こんなに垢を纏っていたなんて・・・。
それからまたお湯を浴びて、保湿用の泥パックをしてから洗い流して終了。優しいお姉さんにニコニコしながらギャグのように桶のお湯を何度もぶっかけられ、昔見た志村けんのコント(神様に懺悔すると水かけられるやつ・・・)を妙に思い出しました。その後受けた1時間のボディマッサージはまあ普通のレベルです。
すっきりした後はLa Maison Arabe というホテルでランチ。建物の中央にプールを造るのがモロッコ式?たしかに水があると涼しくて快適です。もちろんご当地メニューのモロッコサラダとクスクスを選びました。
サラダだと思ってたのに前菜プレートのようなものが登場。春巻き的なものがすっごく美味しかった。
羊肉のクスクス。あっさりしていて食べやすい。でも正直言うとパリのマルシェ屋台で食べたものの方が美味しかった・・・。地元に期待して来ただけにちょっと残念。
帰りフナ広場を通ったついでにまたもやオレンジジュースを買いました。滞在中に何杯飲んだか分からないこのフレッシュオレンジジュース、とにかく美味しい。絞り立てのものはどこでも飲めるけど、オレンジ自体の味が違うのか甘くて温州みかんジュースみたいな感じ。マラケシュに来たら外せません。
ちなみにこちらでは地元の物価は日本よりかなり安く、最高級のものでも日本と同じくらいの感覚。屋台のオレンジジュースは3DH(30円)なのに観光地カフェだと一気に30DHに。とはいえカフェ一杯300円というのは驚くような金額でもないので、日本と同じ金銭感覚で贅沢気分を味わうというのもまた一興かと思います。
↑新市街の郵便局前にあるその名もポストカフェ。お洒落だし落ち着ける雰囲気でオレンジジュースもやっぱり美味しい。