今回のロンドン旅行で一番好きだったカフェ兼お店、ヴィンテージ・エンポリウム。
イーストエンドと呼ばれるロンドン東部はかつて移民や貧困層の町で近寄ると危ないイメージがあったのですが、最近ではお洒落な古着屋さんや小さなブティックが続々オープンして流行に敏感な若者を惹きつけているとあり、私のお気に入りエリアです。どうもパリのサンジェルマン界隈とかロンドンのサウス・ケンジントンあたりは肌に合わないみたいで、完成された街よりも混沌の中からファッションが生まれる土地が好き。
このお店は一階がカフェ、地下が古着のヴィンテージショップになっていて、こじんまりとした暖かい雰囲気でほっこりできるスペース。見た目重視かと思いきや、意外にも出されたスープが美味しくてビックリでした。
こういう鄙びた感じのディスプレイこそロンドンの真骨頂だなあと思ってキョロキョロ見回していると、あちこちにバラのドライフラワーが飾ってあることに気づきます。束のまんまバサッと無造作にまとめてあるのがまた素敵。これは真似できるアイディアかも。
本当はショッピングの合間に慌しく寄るんじゃなくて、友達とゆっくりダラダラお喋りに来たいご近所カフェ。地下に揃うドレスもヴィクトリアン・スタイルでとっても美しく、普段着ってわけにはいかないけどハレの日のためにいつか買いたいな〜。