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  • 2016.08.04 Thursday
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フュリー村の栗祭り

マルセイユでお腹いっぱいブイヤベースを食べた後は、ふたたびスイスに戻ってきてFully村の栗祭り(Fête de la Châtaigne)に行きました。

ジュネーブから電車に揺られて1時間半ほどにある山間の小さな村・フュリーでは、毎年秋になると栗の収穫を祝うお祭りが行われ、この日ばかりは大勢の人で賑わっています。屋台の後ろには遠近感が分からなくなるほどの高〜い山がそびえていて、まさに大自然スイスといった光景。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々
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地方の名産品や栗を使ったお菓子が並ぶ美味しそうなスタンド。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々
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スイス名物、ラクレット。
溶かしたチーズの表面をナイフでこそげ取るようにして、とろ〜りアツアツをじゃがいもと一緒にいただきます。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々


こちらは栗のマカロンに栗ペーストとチャツネ、焼いたフォアグラをサンドするというオシャレな一品。普段はどこかのシェフであろうと思われる男性があざやかな手さばきで作ってくれました。栗とフォアグラ、合う!

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々


観光地でも人気のプチ・トラン(小さな列車)が無料で運行されていて、裏山の栗林をぐるっと一周回って見学させてくれます。希望者は途中で降りて栗拾いも可能。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々


会場のあちこちで栗を焼く係のおじさんたち。薪を使ってゴウゴウ焼いているのでとっても熱そうです。出来上がった大量の焼き栗はバケツに入れられて次々とスタンドに運ばれていきます。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々
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そう、栗祭りに来たらこれを食べずには帰れない「Brisolée(ブリゾレ)」。
この地方の名物料理と言いつつ、要は焼き栗にシャスラ葡萄にチーズと、この辺で採れるもの全てを載せましたという全部盛りプレート・・・。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々
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栗は炭焼きで真っ黒コゲコゲなのですが、焼き立てだとホクホクしていてとても美味。日本の天津甘栗と比べると素朴で野性味あふれる味わいで、お気に入りです。

中世の世界にタイムトリップ!

モントルーのクリスマスマーケットを見に行ったついでに、もうひとつモントルーの見所として名高いシヨン城にも訪れました。湖岸沿いに突然ポコッとくっ付いたように建っているこのお城の歴史は12世紀まで遡り、ヨーロッパの北と南の通行を監視する拠点として重要視された要塞です。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

せっかくスイスにいるならぜひ見学した方がいいよ、と友達に言われていたものの、今までお城はいくつも見たしそこまで積極的に行く気もないしな〜なんて思っていたのですが・・・。門番が守るエントランスをくぐると、なんとそこは中世の世界真っ只中。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

当時の服装に身を包んだ人々が炊事をしたり槍を作っていたり、まるで観光客など目に入らないかのごとく普通の日常生活を繰り広げています。日本のアトラクションにありがちな頑張って演じている感じも無く、焚き火で焼いたガレットを齧りながら当たり前のようにゆるっと井戸端会議をしている様がなんてスイスクオリティ。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

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ハリーポッターに出てきそうな重厚な雰囲気の食堂では、これまた中世の女性達がかまどで作ったスープや炙ったハムなどを売っています。フェルメールの絵のようだ・・・。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

見学施設としてのお城もなかなか面白く、石造りの建物の中はドラクエのダンジョンのよう。RPG気分で回廊を進み、宝箱を見つけたり秘密の扉を開けてみたり。所々にあるオブジェも素敵です。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

騎士が身に着けている鋼の兜や鉄の槍を装備できる体験コーナーや、ゴシック体のカリグラフィーに挑戦できるテーブルもありました。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

始めはちょっと観光のつもりで来たはずが、結局半日くらいかけて満喫してしまったシヨン城。歴史好きの方でも雑貨好きの方でも幅広く楽しめそうな場所でした。そして陽が傾きかけた頃、山々の隙間からこぼれる夕日の光も美しく、とても絵になるレマン湖のひとときです。

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※コメント頂いた通り、役者さん(?)が中世の生活を再現しているのは12月のイベント中だけだそうなので、他の日に行くと普通のお城なのかもしれません。

クリスマスマーケット

この時期になるとヨーロッパではあちこちでクリスマスマーケットが開かれ、ログハウスのような屋台ではクリスマス用の飾りから一般的な雑貨まで色々な品物が売られています。

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今年は友人の計らいで、5つ星ホテルに泊まってモントルーのクリスマスマーケットを堪能するというゴージャスな週末を過ごしました。実は昨年、間抜けな夫と私はクリスマス当日に行ってしまい何も開いていないという虚しい思いをしたのです・・・。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

普段はレマン湖畔の優雅なリゾート地であるモントルーはスイスのフランス語圏最大のマーケットを開催するので、イタリアの方からも観光客が来る模様。正直そんなに期待していなかったのに、予想を裏切って確かに賑わっています!お店も歩道や公園にずらーっと立ち並んでかなり見ごたえアリ。

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いかにもクリスマス的な雑貨類から、なぜか所狭しと並ぶ不気味なキノコの怪物まで・・・。

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食べ物の屋台も色々あって、やっぱり大鍋に作る温かいものに惹かれます。こちらはフランス・サヴォワ地方の郷土料理タルティフレット。じゃがいもに投入するチーズが超大量でびっくり。立ち上る湯気が食欲をそそります。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

今年はロシアがテーマだそうで、何店舗か集まってロシア村がありました。メイン商品はやはり、マトリョーシカ。こうして見ると女の子の顔にもずいぶんバリエーションがあるものです。熊トリョーシカもかわいい。

ジュネーブ、アンティークと雑貨の日々

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クリスマスと全然関係ないけれど、木で作られた果物入れがお洒落で思わず買ってしまいました。1枚の板をずらして広げると入れ物になるというアイディアが素敵。りんごの中にみかんを入れたいと思います・笑

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ぶらぶら見て回りながら寒くなったらヴァン・ショー(ホットワイン)を飲んで買い食いして、かなり楽しめたクリスマスマーケット。欧米人にとってはここが一年の一大イベントなのでしょうが、日本人の私としてはこの浮かれた雰囲気の中、今年ももう終わりだな〜なんてしみじみ思いつつ師走を感じるのでした。


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