毎月第一日曜日は国営美術館の入場料が無料になるというありがた〜い催しのお陰で、こつこつと通い続けている月イチ気になる美術館ツアー。今月は、神話や聖書のモチーフを元に幻想的な世界を描いた画家、ギュスターヴ・モローが1852年から住居兼アトリエとして暮らしていた邸宅を改装した美術館に行ってみました。
ここに興味を持った理由は彼の画風どうこうをさておき、モローが選んだ調度品や譲り受けたアンティーク、自身の作品などが本人の嗜好とこだわりによって家内に配置され、生前と同じ状態のまま保存されているというところ。稀代の画家のお宅訪問気分です。
重厚な造りの壁に金縁の絵画が飾られた、フランスの美しい家の見本のような寝室。やはり幾年もの時を経たリアルなアンティークには何ともいえない本物の風格が感じられてとても素敵です。
プライベートな居間や寝室のある二階かららせん階段を上って、三階と四階部分がモロー作品の展示スペースになっています。周りの人たちは熱心に絵を覗き込んでいたのですが、私としてはインテリアを見終わって既にやり遂げた感・・・。
個人の家なので規模もそれほど大きくなく、疲れずに見て回れるちょうど良いサイズ。モローのファンの方でも、お家が見たいだけのミーハーな方にも(?)おすすめです。
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